太陽健康保育
太陽保育園の子どもたちは毎日、薄着や裸足で元気に過ごしています。
元気な体をつくるために日々実践している太陽ならではの方法を紹介させていただきます。
①皮膚を鍛える
乾布摩擦/冷水浴(プール・シャワー)/裸足/風浴
②バランスの良い食事をとる
玄米・菜食/根菜類(あたため効果)/イリコ・海草類 梅肉エキス/汁物に入れるニンニク
③適度な運動をする
ヨガ体操/マラソン/十分な戸外あそび/一輪車(4・5歳児)
このようにして、太陽保育園の子どもたちは驚くほど元気な体をつくっています。 「健康は一生の宝」と言われますが、乳幼児期で培われた強い体は親にとっても子どもにとってもかけがえのない宝物だと考えています。 また、年間を通しての薄着や冬場の冷水シャワーは厳しく感じる面もありますが、それを乗り越えることにより、「不可能なことは何もない」という自信につながり、何事にもやってみようというチャレンジ精神を育てます。 そして、大寒の頃に高野山まで雪遊びへ行きます。 保育士は一人一人の子どもの体調の変化や健康状態に気を配り、健康づくりに上手につき合っていきたいと日々保育をしています。
立腰保育
太陽保育園では、立腰保育に取り組んでいます。立腰とは、字のとおり腰を立てる(腰骨を立てる)という意味です。腰骨を立てるというのは、次のようにします。(写真①)
- ①まず、お尻をうんと後ろに引き
- ②次に、腰骨の中心をうんと前へ突き出す。
- ③胸や肩の力をぬき、やや腹に力をこめる。
腰骨というのは、私たち人間の体の大黒柱です。このような姿勢を続けることによって、下記のようなことが身につきます。
立腰(腰骨を立てる)の十ヵ条(森 信三先生のご提唱より)
- ① やる気がおこる
- ② 集中力がでる
- ③ 持続力がつく
- ④ 内臓の働きがよくなる
- ⑤ 頭脳がさえる
- ⑥ 行動が俊敏になる
- ⑦ バランス感覚がするどくなる
- ⑧ スタイルがよくなる
- ⑨ 勉強がたのしくなる
- ⑩ 成績もよくなる
腰骨を立てるということを身につけることが苦手なことになるのではなく、心地よく自然に身についていって欲しいというのが願いです。日々のちょっとした心がけで子どもたちは非常に早く自然に身につきます。
専門講師による指導内容
運動
ヨガ体操
- 免疫力をつけ、病気にかかりにくい体を作ります。
- 持久力、耐久力を養い、我慢強く、すぐに切れない心を作ります。
- ヨガの様々な基本ポーズを繰り返し続けることにより、体のバランスを整え、ゆがみのない体を作ります。
- ポーズをとりながら正しい呼吸法を行うことで、心をリラックスさせ、精神面のバランスをコントロールして整えることを目的としています。
ハタヨガについて
ハタヨガとは、肉体的な「姿勢」(ポーズ/アサナ)と「呼吸法」(プラーナヤーマ)を中心としたスタイルで、数々のヨガ流派の元祖とも言えるヨガである。 一般的に「HATHA(ハタ)」とは、サンスクリット語で直訳すると「ハ(ha)=太陽」、「タ(tha)=月」という意味である。この2つの言葉の意味を組み合わせることによって、 「ハタ」は「太陽と月」、「陽と陰」、「精神性と生命力」と解釈することができます。
一輪車
- 反射神経、集中力、平衡機能などの神経系等が発達し、筋力がつきます。
- また、道徳心を養い、やる気、意欲を生み出します。
- 一輪車にはブレーキがありません。自分自身でバランスをとって止まることを身につけることにより、心のブレーキも自分自身でかけられるようになります。
音楽
リトミック
- 創始者であるダルクローズの理念に基づいて行う音楽教育です。
- 全身を使って音楽を表現し、すべての芸術の基礎を育てます。
- また、音を意識して聴き、心の集中を高め、自分で体のコントロールをし、考えたことを上手に行動に移せることを将来の目的とします。
どんなことをするの?
- ◉音楽を通してストップとスタート、高いと低い、速いと遅い、強いと弱い、大きいと小さいなど対照的な動きを経験します。
- ◉歩く(4分音符)、走る(8分音符)、ゆっくり歩く(2分音符)、跳ぶ(スタッカート)、揺れるなど聴いた音楽を即時に反応し表現することにより、リズム感や音感を身につけます。それと同時に音への注意力、集中力を養います。
- ◉身近な言葉にリズムや動きをつけたり、絵本を見てイメージしたものを表現したり、フープや布やボールを使っての遊びやゲームの中で音楽的なことを身に付けていきます。
- ◉音階(ド・レ・ミ・・・)の理解を音楽に合わせて動きながら体得します。
リトミックを通して、子どもたちが音楽の楽しさを感じることができるように指導しています。
音楽指導
合奏(洋太鼓・和太鼓)
- よい音を楽しみ人間性を豊かにします。
- 一つのものを作り上げるための積み重ねにより忍耐力を養い、アンサンブルを通じて他人を思いやる心やチームワークを学び協調性が身につきます。
その他の取り組み
学び
漢字絵本
石井式漢字教育について
- 石井式漢字教育法は、教育学博士石井勲先生が、長年の実践を通して提唱してきた教育法です。
- 石井式とは石井先生の50年にわたる教育実践から生まれた優れた指導法で、子どもたちの能力を豊かに育くみます。
自然体験
自然とのふれあい
水あそび・泥んこ遊び・菜園・セミ採り・どんぐり拾い・雪との触れ合い
- 自然との触れ合いは五感が育くまれ、自然に対する感動や、興味関心を高める感性の発達を助長する事ができます。
- 幼少期の原体験は感動体験となり、その後の人生の生きる力となります。